企画
何のために、どのような人を対象として製作するのかをはっきりさせたうえで、 媒体、サイズ、いつまでに、どれくらいの量を刷ればいいのか、どのように制作を進行していくのか、大体の枠組みを決め、ラフレイアウトをつくります。
企画時に製作したラフレイアウトをもとにして、文字、イラスト・図版、写真、図表などの構成をチェック、それぞれの原稿を用意し、印刷に回せるよう整理します。 印刷物により、工程は多少異なりますが、原稿がそろったら、どの原稿がどこにどのように入るかを示す、レイアウトをつくります。
出稿
整理した原稿とレイアウトを印刷会社に渡します。
版下
文字と、紙焼きにしたモノクロのイラストや写真が、仕上がりと同じ状態で、台紙に貼り込まれて出てきます。
校正
版下の写真に誤りがないか、写真やイラストは指定の位置に貼り込まれているかチェックします。
写真製版
版下をフィルムにとって現像する工程。 カラーの場合は使用する色の数だけフィルムをつくります。通常は4色に色分解されて、フィルムに焼きつけられます。
色校正
カラー(多色刷り)の場合は、色調の校正をします。 同時に、文字や写真、イラスト、図版の位置などももう一度確かめて、最終校正とします。
刷版
使用する印刷方式に合った素材に写真製版したフィルムから焼き付けをする工程です。
印刷
各印刷方式に合った印刷機械にかけて印刷されます。 機械の作動中も印刷状態はチェックされ、インキののり具合や印刷効果はどうかに細心の注意がはらわれます。
仕上げ
端物といわれる名刺や挨拶状、はがきなどは、印刷が終われば納品できますが、その他は、指定された寸法に断裁し、折りの指定があれば折り、ページものは、製本という作業が必要になります。
納品
仕上がった印刷物の一部を抜いて検品し、指定の期日に指定の場所へお届けします。